ベストケンコーのツゲイン2(ミノキシジル2%)
女性に最適のミノキシジル濃度
こんにちは、ケン娘です。
女性の薄毛について考えています。
女性の薄毛は、女性ホルモンの減少による女性らしさ(女性の二次性徴)の減退が原因だと考えられています(連載第2回)。
しかし、エストロゲンのような女性ホルモンを直接摂取することは、乳がんのリスクを高めるとも考えられています(連載第3回)。
では、女性には、どのような選択肢が残されているのでしょうか・・・。
・イソフラボン
イソフラボン
サプリメント。
女性ホルモンを補いたいけど、乳がんが怖い・・・。
この事情から、女性ホルモンの代わりに大豆などに含まれているイソフラボンを摂取することが進められています。
例えば、名古屋大学発の或るベンチャー企業では、こんな風に説明されています。
大豆にはイソフラボンという成分が含まれています。イソフラボンは、その構造が女性ホルモン(エストロゲン)に似ていることから、女性ホルモン様作用をもっており、更年期症状の緩和や骨密度の維持に対する効果が知られてきました。また、厚生労働省研究班による大規模コホート研究でも、食品からのイソフラボン摂取量が多いほど、日本人女性の乳がんや脳梗塞、心筋梗塞のリスクが低下し、男性の一部でも前立腺がんのリスクが低下するという研究報告が出されています。
・リスクはないの?
しかし、女性ホルモンに似ているというのなら、イソフラボンにも発がんリスクがあるのではないでしょうか。
しかしその点についてはシロ(問題なし)という研究結果が得られているようです。
或る国立研究法人の報告です。
欧米諸国に比べ、アジア諸国では子宮体がんの発生率は非常に低いものの、日本では1990年から増加し、近年ではほぼ2倍になっています。子宮体がんの原因としてはエストロゲン作用が重要であり、早い初経、遅い閉経、未産婦などの条件がリスク要因と考えられています。一方、大豆食品に多量に含まれているイソフラボンは化学構造がエストロゲンと似ており、子宮体がんの発生には予防的であるという仮説があります。しかしながら、イソフラボンの豊富な大豆食品の摂取と子宮体がんの関連を調べたこれまでの疫学研究の結果は一致していません。さらに、大豆食品をよく食する集団での前向き研究はありませんでした。そこで、多目的コホート研究において大豆食品およびイソフラボンの摂取と子宮体がんとの関連について検討しました。 大豆食品の総摂取量は、アンケートに含まれている豆腐、納豆、みそなどの8項目から算出しました。1日当たりの大豆食品またはイソフラボン(ゲニステイン)摂取量によって、対象者集団を3つのグループに分けました。平均12年の追跡期間中に、対象者集団のうち112人が子宮体がんと診断されました。大豆食品とイソフラボン摂取量の最も少ないグループに比べ、その他のグループで子宮体がんのリスクが何倍になるかを調べました。 その結果、大豆食品またはイソフラボン摂取と子宮体がんとの間に関連は見られませんでした。大豆食品とイソフラボン摂取量の最低グループに比べ、最高グループでのハザード比がそれぞれ1.11と1.06でありどちらとも統計学的に有意ではありませんでした。 今回の研究からは、比較的食品からのイソフラボン摂取量が多い日本人集団において、大豆食品およびイソフラボン摂取が子宮体がんの予防に大きな影響を与えているとはいえないという結果となりました。
上掲引用では、しかし、乳がんではなく、子宮がんが考えられてしまっています。
けれども、共にエストロゲンが原因だと考えられています。以下は、愛知県健康対策課の説明です。
乳がんは、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌期間と量が増えるほど、発生のリスクが高まるといわれています。日本人女性の食生活やライフスタイルの変化が、「エストロゲン」の分泌期間や量に影響を及ぼしているため、乳がんが増加していると考えられています。
・・・
[子宮体がんは]閉経以降にリスクが高くなります。また、主に、エストロゲン(子宮内膜を厚くする女性ホルモン)が関わっており、ホルモン補充療法を受けたり、子宮内膜増殖症がある方などでなりやすいといわれています。
なんかモヤモヤする・・・という方には、イソフラボンが乳がんの発生リスクを逆に低くするという記事を読んでもらいましょう。以下は、先と同じ国立研究所の報告です。
イソフラボンは植物性ホルモンといわれる物質で、化学構造が女性ホルモンに似ています。女性ホルモンは乳がんの発生を促進することが知られていますが、イソフラボンは女性ホルモンを邪魔することによって乳がんを予防する効果があるのではないかと考えられています。実際、動物実験などではその予防効果が示されていました。従って、乳がん予防効果がイソフラボンを介したものだとすると、みそ汁だけでなく、イソフラボンを含む大豆製品一般に、その予防効果があると考えるのが自然です。みそ汁をたくさん飲むと塩分を多く取ることになりますが、塩分の取りすぎは胃がんや高血圧などの他の生活習慣病の危険因子だといわれています。イソフラボンが乳がんを予防するかどうかはまだ証拠が十分とはいえませんが、イソフラボン摂取のためにはみそ汁だけでなく、大豆製品をバランスよくとることを心がけましょう。
まだ、エビデンス(証拠)が不十分ですが、イソフラボンは体によい、という結論は得られているようです。
つまり、イソフラボンには女性ホルモンのようなリスクは伴っていない、と一般に考えられているわけです。
・これで解決なの?
イソフラボンは、乳がんのリスクを持つことなく、薄毛対策になりそう・・・ですね?
でもちょっと待ってください。
イソフラボンは本当に、女性ホルモンと同じ働きをするのでしょうか。
そんな上手い話があるのでしょうか。
この点については、どの説明を見ても、言葉を濁す場面(”期待が持てます”的な・・・)が見られました。
とくに話がみそ汁になると・・・ちょっと民間療法めいてきますよね(私は書きながら以前のフォーチの記事をずっと思い出していました)。
では、女性の薄毛、一体、どうすればよいのでしょうか。
次回、それを続けて、考えて行きたいと思います。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m