(「良き表情」
出典:新日本プロレス)
こんばんは、ヤマガタです。2018年1月4日、新日本プロレス年間最大興行であるレッスルキングダム12、通称「WK12」が開催されました。興奮も冷めやらぬうちに・・・という感じですが、僭越ながらレビューさせて頂きたいと思います。
・ダブルメインイベントのどっちが良かった?
(「ハンセンに見えるジェリコ」
出典:新日本プロレス)
今回のレッスルキングダム(以下WK12)で話題をさらったのは、何と言っても”WWEの現役大物”という触込みの(でも実は今は契約期間中でない)クリスジェリコ(Chris Jericho)選手の参戦でした(上掲画像)。
大物過ぎて、当初ひとつのメインイベントだった、オカダ vs 内藤戦に、ダブルメインイベントして、ジェリコ vs オメガ戦が追加されたのは周知のとおりです。
ただ、ジェリコ選手、外タレなので、日本のお茶の間がどれくらい食いつくか・・・。
そこが懸念されていたのですが、海外からかなり多くの外国人ファンが押し寄せていたみたいで、ジェリコ vs オメガ戦は、大いに盛り上がりました。
去年のコーディ選手の参戦が不発だっただけに、心配されたのですが、やっぱりオメガ選手の求心力もあってでしょうね、非常に好試合に成りました。
たぶん、vsオメガでなかったら、あそこまで盛り上がらなかったでしょう。
本試合については、別の回で詳しく見てみたいと思います。
・・・関係ないけど、ジェリコ選手を知らないお茶の間では、彼は往年のスタンハンセンに見えたのではないか、と思いました(上掲画像)。
お腹ぽっこり出てたし。
いいもん食い過ぎなんだよな。
・じゃあ、セミファイナルが1番良かったの?
(「完全にアスリート」
出典:新日本プロレス)
じゃあ、今回のWK12は、セミファイナルのジェリコ vs オメガが1番良かったか、と言えば・・・個人の意見ですが、そうでもなかったと思います。
確かに、ジェリコ vs オメガ戦は話題性があり、非常に盛り上がりました(特に外人の観客)。
そのぶんだけ、オカダ vs 内藤戦は開始当初、すこしマンネリ感がありました。
しかしながら、そこはやはり、ジェリコ選手より遥かに若い脂の乗り切った2人ということで、身体能力の高さにおいて、セミファイナルを徐々に凌駕して行く内容に成り、引き込まれて行ったのが私の感想です。
とくに、オカダ選手は一層体を絞り、金髪に長いズボン、完全に「新日本ライオンの権化」を地で行くビジュアル。
動きも素晴らしく、あれは世界レベルだ・・・と思いました(下記うんちく参照)。
【うんちく】内藤哲也選手の東スポプロレス大賞2冠がばかりが目立っていますけれども、オカダカズチカ選手は、アメリカのプロレス雑誌プロレスリングイラストレーテッド Pro Wrestling Illustrated (PWI)によって、2017年度のナンバーワンレスラーに選ばれています。
くどいですが、ジェリコ vs オメガ戦が盛り上がった分、オカダ vs 内藤戦は介入のひとつもあって良いんじゃないか、と思いました。
しかし、それすらやらなかったのは、きっと新日本プロレスが発信したかったのが、ストロングスタイルで、競技性の高いプロレスだったからと思います。
ストーリーラインとしては、ここで内藤選手にIWGP取って欲しかったけれども、本試合を見るにつけ、やはりアスリートとしてのオカダ選手の完成度が上回り、王者移動無し・・・という結果も納得の行くところだった、という感じです。
・つづきます。
というわけで、ジェリコ vs オメガ戦、鳥肌立つほど盛り上がりましたけれども、総合力から言うと、オカダ vs 内藤戦のほうが良かった気がします。
みなさんは、どう思われるでしょうか。
デイブメルツァー氏なんかは、どう評価するのかな。たぶん、ジェリコ vs オメガ戦は辛口で来ると思う。スプレー攻撃とか嫌いそうだもんな、あのひと(後述)。
では。
次回から、もう少し踏み込んで見て行きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
本編はつづきます。
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